韓国の文化・料理・言語についておしゃべりします~
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昨日に続き、世界文化遺産の一つ、「ブルグッサ(佛國寺)」を
紹介します。「ブルグッサ」は、新羅時代の528年に建てられ、
前回の「ソッグルアム」と共に仏教文化の代表と言えるお寺です。
この「ブルグッサ」は1996年に世界遺産として認定されました。
「ブルグッサ」の中には、「ソッガタップ(釈迦塔)」と
「ダボタップ(多寶塔)」という有名な塔があります。
韓国の石塔の代表の塔でもあります。
当時他国であった百済からの大工が建てた塔で、「ソッガタップ」は
影ができないことから「無影塔(ムヨンタップ)」ともいいます。
この「無影塔」の伝説を一番最後に紹介します。
両方とも10.4mの同じくらいの高さです。
「ダボタップ」が東、「ソッガタップ」が西に位置しています。
「ソッガタップ」は、「佛國寺三層石塔」とも呼ばれており、3階建に
なっています。この塔の中からは銅鏡や玉類、舎利箱などが
見つかり、今も国宝として保存されています。
因みに、「ダボタップ」は何階なのか未だ不明だそうです。
「ブルグッサ」にはこれ以外にも文化財が多くあります。
33階段を登ってお寺に入ると釈迦の世界に入れるという
階段式の橋や、仏像などなど、新羅時代の仏教文化が十分
感じられると思います。
とても簡単に紹介しました。
次回もまたご期待ください。
今日は最後に、「ダボタップ」と「ソッガタップ」にかかわる伝説を
一つ紹介して、終わりにします。
それでは、アンニョン~
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むかし、百済から石塔を建てるために大工アサダルが新羅にきました。
ダボタップを完成させたアサダルはソッガタップに取り掛かりました。
その一方、アサダルの妻は主人をずっと待っていましたが、
主人が戻らないのが不安で新羅の佛國寺まで探しに行きました。
しかし、お寺の和尚はアサダルの妻に、もうすぐ塔が完成するだろうから
池のところで主人を待つように言いました。妻は毎日池を眺めながら
塔の影が池に映るのを待っていました。しかし、いくら経っても影は映らず、
結局主人はもう死んでしまったと思い、池に飛び込み自殺してしまいます。
その後、「ソッガタップ」を完成したアサダルは池に溺れて死んでいる
妻をみて一緒に自殺してしまいます。
塔は完成していたものの、影が無い塔が池に映らず、できた
悲しい伝説です。その伝説から「無影塔」という名前ができたという
はなしです。」